ETI-CGCはその活動の第1期を終え、2026/1/1より第2期を開始いたしました。このたび、第1期の活動をまとめた最終レポート「Net Zero Japan -2050年に向けた日本のエネルギーと社会経済の転換」を発行いたしました。
本レポートでは、2050年に日本がネットゼロを達成するためのエネルギーシステムの全体像を、エネルギー・電力需給モデルを用いて統合的かつ定量的に示しています。
その特徴として、再生可能エネルギーや原子力発電に加え、水素・合成燃料・バイオマス・CCS等が果たす役割を複数のネットゼロ・シナリオを用いて比較分析し、発電・運輸・鉄鋼・化学等のセクター間の複合的な相互影響構造を明らかにしています。また、再生可能エネルギー中心のシナリオに加えて、多様なカーボンニュートラル燃料を組み合わせるシナリオを並列に評価し、共通施策と分岐点を整理しています。なお、これらのシナリオは将来予測ではなく、政策・投資判断の基盤としての将来像を提供することを目的としています。
加えて、本レポートでは日本がネットゼロを達成しつつ国際競争力と経済成長を維持・強化するという観点から、今後のシナリオ研究の方法論も提示しています。具体的には、最小コストでネットゼロを実現するシナリオがGDP等に与える社会経済的な影響を算出し、付加価値を最大化する施策に関する示唆を導出しています。さらに、シナリオ作成においてネットゼロに加えて重視すべき視点として、ネイチャーポジティブ、サイバーインフラ、モビリティ、イノベーションと経済成長、グローバルサウスと国際連携の5つがあることを明らかにしています。
レポート本文は以下のリンクより、ぜひご覧ください。
Net Zero Japan -2050年に向けた日本のエネルギーと社会経済の転換
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