COP29 セミナー開催 「自然資本をバランスシートに」(2024年11月21日)

東京大学グローバル・コモンズ・センター (CGC) は、「国連気候変動枠組条約第29回締約国会議」(COP29、開催地:アゼルバイジャン共和国・バクー、開催日程:2024年11月11日~11月22日)の「ジャパン・パビリオン」において、11月21日にセミナー「自然資本をバランスシートに  (Nature on the Balance Sheet)」を開催いたしました。

セミナーでは「自然資本をバランスシートに」をテーマに、アカデミア、政策担当者、市場参加者、企業代表からなる6人の登壇者を迎え、パネルディスカッションを行いました。本パネルディスカッションでは、現在の経済システムが地球システムの限界を超えつつある中で、自然資本の価値を経済の意思決定に統合する必要性が議論されました。アマゾンがカーボンシンクからカーボンソースになる転換点が近いことなどが指摘され、破滅的な自然喪失を回避し、抜本的な経済システム転換を求めるには、個別企業の努力にとどまらず、自然資本の価値の可視化とその強化に資金が流れる仕組みの創設など、包括的で体系的な政策の導入が必要であり、そのためには国際協力と官民連携が不可欠、との結論で締めくくられました。

 

セミナー情報

開催日2024年11月21日 10時00分~11時15分(日本時間 同 15時00分~16時15分)
会場国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)ジャパン・パビリオン(バクー オリンピックスタジアム, BLUE ZONE内 国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29ジャパン・パビリオン(BLUE ZONE, ZONE E, #C-5)), バクー, アゼルバイジャン
主催東京大学未来ビジョン研究センター グローバル・コモンズ・センター
セミナー タイトル自然資本をバランスシートに (Nature on the Balance Sheet)
言語英語 (同時通訳なし)
登壇者モデレーター:

石井 菜穂子(東京大学グローバル・コモンズ担当総長特使;グローバル・コモンズ・センター ダイレクター)

パネリスト:

-松澤 裕(環境省 地球環境審議官)
-Carlos Nobre (co-chair, Science Panel for the Amazon; a member of IPCC)
-María Fernanda Espinosa (President, Cities Alliance Assembly; Fmr President, UN General Assembly; Fmr –Minister, Foreign Affairs & Defense Ecuador)
-中村 茂雄(ブラジル味の素社 社長)
-Rocio Sanz Cortes (Managing Director, Supply at Emergent)
-土渕 裕一(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)

環境省 COP29 ジャパン・パビリオン

セミナー サイト

https://www.env.go.jp/earth/cop/cop29/pavilion/exhibition/details/069/
ジャパン・パビリオン公式ウェブサイトhttps://www.env.go.jp/earth/cop/cop29/pavilion/

 

2024年12月09日
このページの先頭へ戻る